「あじさい電車」運行前に沿線美化活動-箱根登山鉄道

入念にライト周りを手入れする担当者

入念にライト周りを手入れする担当者

  • 0

  •  

 6月中旬から沿線のアジサイが見ごろになる箱根登山鉄道は6月上旬、沿線美化活動を行った。

[広告]

 箱根湯本駅~強羅駅間を運行する箱根登山電車は、毎年6月中旬から7月中旬にかけて「箱根あじさい電車」を運行。見ごろになる前に沿線と沿線に咲く約1万株のアジサイの美化、清掃活動を毎年行っている。

 アジサイは、通常運行すべての電車で観賞することができるが、6月21日からは沿線7カ所をライトアップし、全席指定の「夜のあじさい号」として観賞することができる。

 箱根登山鉄道箱根湯本駅駅長の高橋さんは「アジサイにつるが巻き付いていたり、枯れ枝が溜まっていたりするのを取ってやることで通気が良くなり幹のためにも良い。アジサイは非常に正直で手入れをすると立派なアジサイになるが、手をこまねいていると花も小さい。そのため毎年手入れをかかさず行っている」と話す。

 「毎年あじさい電車を楽しみに来る方も初めての方も満足していただけると良い。箱根湯本駅にいるので、観光のことやわからないことがあれば声をかけてほしい」という。高橋さんは、箱根町認定「箱根おもてなしの達人」5人の1人にも選ばれている。

 「今年初めてのあじさい電車が楽しみ。アジサイの手入れや草刈りは大変だが、箱根の自然を再認識することができる」と話すのは、今年、箱根町役場企画観光部観光課に配属になった鈴木さん。さらに、同社鉄道部の浅野さんは「夜のあじさい号には、3両編成122人分の座席がある車両を使用する。休日返上や当直空けで参加してくれた社員や箱根町役場の人など、みんなが一つになって手入れを行っている。そんなアジサイを一目見に来てほしい」と話す。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース