小田原山盛の会が主催し、小田原市無尽蔵プロジェクト・環境シティ「ブリの森づくり」プロジェクトが後援する「箱根のブナ林を見よう。育てよう」と題したブナ林の植物観察会が9月14日に開催される。

「箱根のブナ林を見よう。育てよう」チラシ

　かながわトラスト助成事業として開催される同観察会。元強羅公園園長の田代道彌さんを講師に招いて、ブナ林の植物観察とブナの種子採集を行う。

　昔、箱根の標高800ｍ以上には豊かなブナ林が広がっていたが、近年、開発や人工林への転換などで面積を減らしている。同会ではブナ林の様子の観察を行い、併せて、種子を採取し苗づくりを予定する。幸いなことに今年は数年ぶりにブナの実が豊作。良い種子が期待できるという。

　当日は小田原駅西口に8時20分に集合・出発→林道ゲート→金次郎登山道→明神ヶ岳→明星ヶ岳・ブナ植栽候補地視察→奥和留沢見晴コース→林道→林道ゲート→小田原駅西口のコースとなる。

　参加費は1,500円。山盛の会正会員と高校生以下は1,000円。参加申し込みは「小田原山盛の会」事務局（090－9349－7014）で受け付けている。