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感じる芸術祭「真鶴まちなーれ2016風景の温度」 来場者でにぎわい

真鶴半島がアート一色になる「真鶴まちなーれ」

真鶴半島がアート一色になる「真鶴まちなーれ」

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 神奈川県真鶴町で現在、「感じる芸術祭『真鶴まちなーれ2016風景の温度』」が「コミュニティ真鶴」(真鶴町真鶴)をメーン会場に町内各地で開催され、多くの市民や観光客が訪れている。

真鶴の環境や空間にアート作品を展示

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 真鶴町の魅力を「アート」と「交流」によって楽しむ感じる芸術祭イベント。今年のテーマは「風景の温度」。神奈川県西端の人口1万人にも満たない小さな港町・真鶴町には、町を美しくし、生き生きと生活できるようにするためのルール、まちづくり条例「美の基準」が制定されている。同イベントでは、美しい真鶴町の風景を題材に「町の美しさとは何か」を、参加するアーティストや町民の力を借りて考えることを目的としている。

 2回目の開催となる今回は、「現代アートの町中展示」「ワークショップ」と「ガイドツアー・まちなーれアートレジャーウオーク」の3本立ての芸術祭となる。

 「現代アートの町中展示」では、阿部乳坊÷伊藤昌稚、伊藤隆治、木村幸恵、鈴木泰人、鈴村敦夫、鉾井喬、橘智哉(以上、敬称略)の各アーティストが真鶴の環境や空間と同化したアート作品を展示。市民や観光客が町内を回遊して作品を鑑賞する。期間中、これらのアート作品を効率よく鑑賞するために「まちなーれArTresureWalk(アートレジャーウオーク)」が実行委員会主催で行われている。

 真鶴生まれ・真鶴育ちで同イベントをディレクションした和光大学の平井宏典さんは「真鶴町の魅力をアート作品で多くの人に知ってもらうことを願っている。とてもレベルの高い作品がそろい、見応えがある。作品を見ている真鶴の将来がうっすらと見えてくる」と話す。同大学・平井研究室のメンバーも実行委員会を支援する形で芸術祭に参加。インフォメーションや進行業務を担当し、アート活動が地域の経済に及ぼす効果などを身をもって体験している。

 「ワークショップ」では、真鶴港で音楽が鳴り響く「響け、マナヅル!港LIVE with なぶら市」(3月27日)、真鶴半島を歩きながら楽しむ「まなづるフォトレイル」(同19日~20日)、まちの行き止まり(ドンツキ)を観察・研究する「ドンツキクエスト in 真鶴2016」(同19日)など27のプログラムを用意する。

 実行委員会委員長の卜部美穂子さんは「来場者の方はもちろん町の人々も楽しめるようなプログラムで展開。ワークショップでは町民と来場者が一緒になって笑顔を見せ楽しんでいる。真鶴半島の魅力を体験しに来ていただければ」と呼び掛ける。

 3月27日まで。

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