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足柄平野で米の収穫が本格化 新品種「はるみ」への期待膨らむ

「はるみ」の水田

「はるみ」の水田

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 神奈川県南西部に位置する足柄平野で現在、米の収穫が本格化している。

「キヌヒカリ」の後継品種「はるみ」

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 北は丹沢山地、東は大磯丘陵、西は箱根の山々に囲まれている同地で収穫される米の中で注目されるのは、新品種「はるみ」。神奈川県平塚にある全農・営農技術センターで、県の主力品種である「キヌヒカリ」の後継品種として1995年から開発が始まり、2010年に試作田を設置。今年から農家が本格栽培を開始している。

 名前の「はるみ」は、相模湾の「晴れた海」に由来。2016年に日本穀物検定協会の5段階評価で最上となる「特A」の食味評価を受けている。「はるみ」を推進しているJAかながわ西湘農業協同組合では「はるみMT(マーケティングチーム)」を立ち上げ、ブランド化と高品質化を加速している。

 同チームのリーダーの秋澤喜さんは「足柄平野のはるみは、全国のコメどころに負けない食味を持つ可能性あふれる米。JAの直売所『朝ドレファーミ』での販売はもちろん、地元の飲食・宿泊サービス業にもどんどんPRをしていきたい。来年度は、肥料、農薬など栽培と味にこだわった『プレミアムはるみ(仮称)』も開発していく」と意欲を見せる。

 「はるみ」は、11月中旬にJAの直売所「朝ドレファーミ」成田店、ハルネ店で販売を予定している。

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