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小田原で梅の見頃に合わせ「曽我梅あんぱん」 梅の酸味にこだわり

生産される「曽我梅あんぱん」

生産される「曽我梅あんぱん」

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 小田原の「パン工房ジョイ」(小田原市永塚)が2月14日、梅を使った「曽我梅あんぱん」を発売した。

小田原の梅と富士山

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 曽我梅林を始め、小田原城址公園、小田原フラワーガーデン「渓流の梅林」、辻村植物公園などの梅の見頃に合わせ開発した同商品には、オリジナルのレシピによる青梅のあんを使う。梅の酸味にこだわった配合でインパクトある商品に仕上げている。

 北条氏の時代から梅の栽培をしていたといわれている小田原の梅。大久保忠真(1778~1837年)の時代には、藩財政の救済策として奨励された歴史もある。箱根越えの道中の疲労回復に効果があるとされ、携帯用として食べられていたことが「東海道中膝栗毛」にも登場している。

 同店の三浦昌弘さんは「小田原の梅を楽しみに梅林は賑わいを見せている。小田原を代表する梅を商品に利用したいと日頃から思っていた。オリジナルの梅のあんの評価も高く出足も良い」と話す。

 小田原では、梅が開花すると春の足音が聞こえるといわれている。三浦さんは「初春と小田原を感じさせる味に仕上がっている。ぜひ味わっていただければ」と呼び掛ける。

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