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秦野で「はだの桜まつり」 市内1万2000本の桜が見頃に

ソメイヨシノ、おかめ桜、しだれ桜など約600本の桜が約3.5キロメートルに渡って水無川沿いに咲く

ソメイヨシノ、おかめ桜、しだれ桜など約600本の桜が約3.5キロメートルに渡って水無川沿いに咲く

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 神奈川県秦野市で市内1万2000本の桜が見頃を迎える3月26日から、「はだの桜まつり2018」が開催される。

咲き誇る「淡墨桜(うすずみざくら)」(昨年の様子)

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 29種類の桜が植えられている秦野市。3月中旬から咲く早咲きのおかめ桜から始まり、ソメイヨシノ、思川桜、5月上旬に咲く八重桜までの約2カ月間に渡り桜が楽しめるため「いつ来てもお花見気分が味わえる秦野」といわれ桜の観光スポットとなっている。

 丹沢山塊や富士山との競演が美しい「秦野市カルチャーパーク」では、ソメイヨシノ、おかめ桜、しだれ桜など約600本の桜が約3.5キロにわたって水無川沿いに咲く。3月26日~4月8日は桜のライトアップも行い、600メートルの桜のトンネルを照らし出す。夜の幻想的な花見空間が出現する。

 「かながわの花の名所100選」「関東の富士見百景」「かながわの景勝50選」に選ばれている「弘法山公園」では、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、思川桜などおよそ2000本の桜が、山全体を桜色に染める。3月26日~4月8日まで約2000本の桜を誇る約2キロの園内遊歩道をちょうちんが照らす。

 神奈川県一の長さを誇る「はだの桜みち」では、西大竹から堀山下まで(県道62号・西大竹交差点~県道706号・新橋交差点)約6.2キロにわたって約700本のソメイヨシノの桜並木が続く。4月7日9時からは「春風ウォーク」が開催され、「はだの桜みち」のうち約5.8キロをのんびり歩いて散策できる。12時までにゴールすると、「完歩証」と市営日帰り温泉施設「弘法の里湯」の入浴料割引券(先着1000人)を進呈する。

 秦野市蓑毛の猪股義晴さん宅には、「日本三大桜の一つ」といわれる岐阜県「根尾谷淡墨桜」の子孫の桜が咲く。猪股さんが約30年前に知人から譲り受けた苗木を植えたもので、それまでは花が咲くことがなかったが、4年前から突然咲き始めた。淡墨桜は、蕾(つぼみ)から花が咲きやがて散ってしまうまでの間、淡いピンクから白を経て薄墨のような色へ変化するため、「淡墨桜」と名付けられている。見頃は4月上旬頃からで、淡墨桜と蓑毛地区の良さを知ってもらおうと、住民が期間限定でライトアップを予定する。

 秦野市では、「桜」をテーマに多彩なイベントを展開する。期間中、訪れた方をおもてなしする「ハダ恋桜キャンペーン」も行い、桜見物客を盛り上げる。同市は「3月中旬から5月上旬の2カ月間。いつ来てもお花見気分が味わえる秦野にぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。

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