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水田に咲く5000株が咲き誇る開成町で「あじさいまつり」始まる

あじさいの町・開成町(写真=フォトコンテスト入賞作品より、提供=開成町)

あじさいの町・開成町(写真=フォトコンテスト入賞作品より、提供=開成町)

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 「虹色の田園風景を楽しもう」と呼び掛ける「開成町 あじさいまつり」が神奈川県開成町「あじさいの里」(開成町金井島)をメイン会場に6月9日から始まった。

「虹色の田園風景を楽しもう」と呼び掛ける開成町(写真=フォトコンテスト入賞作品より、提供=開成町)

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 東京ドーム約3.6個分の広大な水田地帯に5000株のあじさいが咲き誇る開成町。神奈川県で一番小さな町の一大イベントとして開催され、毎年多くの人があじさい観賞に訪れている。

 開成町と「あじさい」の歴史は1981(昭和56)年までさかのぼる。同年6月に町の花として「あじさい」を制定した。1983(昭和58)年には、田園とあじさいの風景を作ろうと、水田地帯の農道・水路沿いに約5000株のあじさいを植栽。植栽対象面積は17ヘクタール、植栽延長は10.6キロメートル及ぶ広大なあじさいスポットが誕生した。

 植栽したあじさいの株が大きく育った1988(昭和63)年、あじさいを見に町を訪れる人が予想以上に多いことから、あじさいの里を会場にして「第1回開成町あじさいまつり」を開催。今年で31回目を迎えている。

 あじさいの観賞に訪れた観光客からは「本当にあじさいの町。道に面して咲くあじさいを見られたことがうれしい」「淡い虹。言い当てている言葉だと思う。来て良かった」などの声が上がる。

 開成町では「あじさいの里親」を募集。あじさいの里をみんなで管理する「里親制度」を導入し、あじさいの里を「子ども」に見立て、町民が親代わりになってあじさいに愛情を持って管理を受託。あじさいの花及び枝の剪定(せんてい)、担当区域内の除草などを行う。区域には、里親としての名前が表示されるという。

 今回の「あじさいまつり」では、開成町から誕生したオリジナルあじさい「開成ブルー」の展示も行われ、淡いブルーに咲くあじさいに人気が集まっている。恒例の「フォトコンテスト」も開催され、開成町内で撮影されたあじさいをテーマにした写真の応募が始まっている。

 「開成町あじさいまつり」は、メイン会場の「あじさいの里」のほか、「あしがり郷 瀬戸屋敷」(開成町金井島)などで多彩なイベントが開催されている。6月17日まで。

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