見る・遊ぶ

箱根で「観光型MaaS」始動 観光情報サイト「箱根ナビ」で検索・予約・決済が一括

「観光型MaaS」と大幅リニューアルする「箱根ナビ」を担当した大宮陸さん(右)と胡瑜庭(こ ゆてい)さん

「観光型MaaS」と大幅リニューアルする「箱根ナビ」を担当した大宮陸さん(右)と胡瑜庭(こ ゆてい)さん

  • 18

  •  

 小田急箱根ホールディングス(神奈川県小田原市)は、観光におけるデジタル化による効率の良いサービスの提供を目指すデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の一環として、箱根での検索・予約・決済を一括で行うシステム「観光型MaaS(マース:Mobility as a Service)」を10月1日から稼働する。

「観光型MaaS」と大幅リニューアルする「箱根ナビ」の訴求メインビジュアル

[広告]

 小田原・箱根一帯の交通と観光のインフラを担う小田急箱根ホールディングス。デジタル化が進む中で新たな付加価値が誕生しビジネスや組織・生活環境が変革する動きに対応することを目指して「観光型MaaS」を始動。10月1日から観光情報サイト「箱根ナビ」を箱根観光プラットフォームへ大幅リニューアルして「デジタル箱根フリーパス」を含めた全13種類のデジタルチケットを順次登場させ、ブラウザ上でチケットが検索・予約・購入できるようにする。

 「デジタル大涌谷きっぷ」は箱根登山電車・箱根登山ケーブルカーの全線、箱根ロープウェイの大涌谷~早雲山間が2日間乗り降り自由で、人気スポット大涌谷の観光や乗り物からの絶景を楽しめる。

 「デジタル芦ノ湖きっぷ」は箱根登山電車の小田原駅~箱根湯本駅、箱根登山バスの小田原駅~箱根町港間、箱根海賊船の全航路が2日間乗り降り自由になり海賊船クルーズを楽しめるほか、「箱根神社への参拝やハイキングをする人にもお薦め」という。

 ほかにも、途中下車しながら沿線のスポットを楽しめる箱根登山電車全線が1日乗り降り自由の「デジタルのんびりきっぷ」。箱根登山電車や箱根ロープウェイなどが片方向のみ1日利用でき、どこからでも5つの乗り物を利用でき、箱根の乗り物をアトラクションのように利用できる「箱根のりものパスLite」などが登場する。

 さらに、11月には箱根湯本駅から芦ノ湖を結ぶ座席定員制バス「芦ノ湖ライナー」座席券の発売。12月には、期間限定で箱根エリアの観光施設や温浴施設など全22施設が有効期間中に何度でも利用できるサブスクリプションサービス「箱根遊び放題チケット(はこチケ)」の発売も予定している。

 小田急箱根ホールディングスで「箱根ナビ」を担当した大宮陸さんは「目的や行き先に合わせて自由に選べるシステム。お得なチケットも用意。ブラウザで購入でき快適な箱根観光を楽しめる」と話す。プロジェクトメンバーとして参加した胡瑜庭(こ ゆてい)さんも「スマートフォンひとつで、便利・快適・安全な箱根旅行を実現。ぜひ楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース