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箱根登山「夜のあじさい号」4年ぶりに復活 前夜には無料招待列車の運行も

6月17日から4年ぶりに復活する「夜のあじさい号」

6月17日から4年ぶりに復活する「夜のあじさい号」

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 箱根登山鉄道(小田原市)は6月17日~7月2日の16日間限定で、初夏の風物詩・座席指定列車「夜のあじさい号」を4年ぶりに復活運行する。併せて、運行再開を記念して運行前夜の6月16日に招待列車を運転し、抽選で無料招待する。

1973年頃より鉄道職員が自発的に植栽を開始。現在でも手入れは念入りに続ける

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 台風被害とコロナ禍の影響により2019年の運行を最後に運転を見送っていた「夜のあじさい号」。座席指定で乗車できるほか、ライトアップポイントでの徐行や停車を繰り返しながら運行するため、ゆったりとアジサイを鑑賞できる観光列車として人気を集め、運行再開を願う声も多かったという。

 1973(昭和48)年ごろ、鉄道職員が自発的に植栽を開始。数十年かけて「あじさい号」運行の環境を作り、2010(平成22)年11月には神奈川県から「第1回かながわ観光大賞(観光プロモーション部門)」を受賞している。

 「夜のあじさい号」の運行は、強羅行きでは「宮ノ下駅」、箱根湯本行は「塔ノ沢駅」で記念撮影の時間を設けるほか、箱根湯本駅先、大平台駅付近(2カ所)、旧温泉幼稚園付近(宮ノ下駅~小涌谷駅間)、彫刻の森美術館付近など合わせて5カ所でライトアップ。電車内の照明を落として、徐行または停車して鑑賞を楽しめるように運行。「あじさい電車オリジナルうちわ」も進呈する。

 6月16日に運行する招待列車は、箱根湯本駅に18時30分までに集合、「夜のあじさい号」でライトアップ運行を楽しんだ後、箱根湯本駅に戻り21時15分ごろに解散する行程。募集人数は45組90人で、往復はがき(4月12日必着)で応募する。

 「あじさい夜間ライトアップ」は6月15日~7月9日の18時30分~22時。通常の定期列車からも楽しめる。

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