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小田原城の馬屋曲輪を整備-江戸時代の遺構を復元

1643年に建てられた「二重櫓 櫓台」を本来の高さまで積み足し再現

1643年に建てられた「二重櫓 櫓台」を本来の高さまで積み足し再現

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 小田原市城内で行っていた「馬屋曲輪」の発掘調査と整備がこのほど完了し、かつての景観を思い描くことができるようになった。

小田原城・馬屋曲輪-井戸跡

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 今回の修景整備は発掘調査の結果や文献・絵図の調査に基づき、復元するなどしたもの。

 「馬屋曲輪」は小田原城へ登城する正規のルート(大手筋)に位置しており、1634年の徳川家光上洛に伴い建てられたとされる馬屋があった。「馬出門」「櫓台」「石垣・土塁」は復元的な整備を行い、「馬屋」「大腰掛(従者の待機所)」「井戸」は平面で示した。これらの遺構について、発掘時の写真を添えた説明版も設置されている。

 本年度からは本丸北側の「御用米曲輪」の整備に着手する。江戸時代に幕府の米などを保管する蔵が最大6棟建てられていたのが名前の由来だという。利用者がくつろげる空間を目指し、蔵跡などの遺構の表示をする予定。

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