食べる

小田原で「貯蔵ミカン」の収穫続く イノシシの食害対策に苦労も

ミカン畑で収穫が続く

ミカン畑で収穫が続く

  • 1

  •  

 早川地域など小田原近郊のミカン畑で現在、「貯蔵ミカン」の収穫が最盛期を迎えている。

「青島温州」

[広告]

 小田原で明治時代から年末に収穫し、専用の貯蔵小屋で年明けから春先まで貯蔵してから出荷する「貯蔵ミカン」。品種は湯河原町で生まれた「大津四号」と静岡で生まれた「青島温州」。今年は順調に育ち味の評価も高くおいしい色づきになっている。

 おいしいだけに、イノシシの食害も全地域で発生。木の1メートルほどの高さになるミカンは食べられてしまう上に、石垣を崩されたり、根を掘り起こされたり、枝を折られたり、木を倒されたりするなどの被害を受けている。生産者は、ミカン畑を金網で囲ったりして自己防衛しているが、費用が掛かるため全ての生産地でおこなうのは困難とされている。

 生産者の斎藤一男さんは「順調に成長していたが、イノシシの被害が多く出ている。自己防衛をするしかなく苦労している。おいしいミカンなのでなんとか消費者に届けたい」と話す。

 小田原産みかんは、小田原地下街ハルネ小田原直売所、「朝ドレファ~ミ」などで購入できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース