見る・遊ぶ 暮らす・働く

湯河原の保養所「みつびし荘」を準セルフリノベ CFで協力呼びかけ

「セルフリノベで再生させて、湯河原を盛り上げたい」と話す石井康晴さん。クラウドファンディングも第1目標を達成しネクストゴールへ向け協力を呼びかける

「セルフリノベで再生させて、湯河原を盛り上げたい」と話す石井康晴さん。クラウドファンディングも第1目標を達成しネクストゴールへ向け協力を呼びかける

  • 11

  •  

 使われなくなった保養所施設「みつびし荘」を再生させて町を盛り上げる「&ステイミツビシソウプロジェクト」が、11月6日にクラウドファンディング第1目標額の50万円を達成し、9日からネクストゴールへ向けて協力を呼びかけている。

クラウドファンディングで挑戦するプランをイラスト化

[広告]

 湯河原町で約60年前から利用されてきた三菱自動車の保養所「みつびし荘」。最盛期には訪れる人も多く「地域の人にも愛される大切な場所だった」という。「それをもう一度再生させ、町も盛り上げられたら」と動き出したのが横浜市出身の石井康晴さん。

 2021年3月に「&ステイミツビシソウプロジェクト」を立ち上げ、コツコツと準セルフリノベーションで「みつびし荘」の再生作業を始めた。掃除から始まり建材の仕入れ、加工、工事と慣れない仕事が続いた。しかも平日は会社員として働き、金曜に湯河原入りし、土曜・日曜は作業をするハードな日々が続いた。

 「そんな日々を過ごしながらも、たくさんの方々からの応援や支援を受けて完成も間近になった。クラウドファンディングでも多くの方からの支援があり目標を達成。第1ステージの『屋台』を設置し施設の魅力が充実する」と現在までの経緯を話す。ネクストゴールの第2ステージは、サウナ・露天風呂、第3ステージは屋上デッキなどを予定している。

 石井さんは「6年前に1人で湯河原に来た。にぎわっている箱根と異なり、適度なひっそり感があるこの街に引かれ、ここで何かをしたいと思うようになった。何度か来てみると、ひっそり感だけでなく緩やか感があることにも気がついた。そして何よりも面白い人がたくさんいることを発見した。そんなときに『みつびし荘』の話に巡り合った」と経緯を話す。

 「みつびし荘」は「&ステイミツビシソウ」へリノベーションが進み、再び人々がにぎわう場所になりつつある。石井さんは「まだ計画の第一歩。その昔の湯河原らしい光景を、この場で再現していきたい」と先を見据える。

 ネクストゴールの目標額は100万円。11月27日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース