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小田原・江之浦で今年もアオリイカの産卵続く 6月にふ化の予定

アオリイカが木の枝で作った産卵床に産卵した様子(5月1日撮影)

アオリイカが木の枝で作った産卵床に産卵した様子(5月1日撮影)

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 「江之浦ダイビングサービスアクアランド」(小田原市江之浦、TEL 0465-29-0056)が5月1日、小田原・江之浦の海中に設営した産卵床でアオリイカの産卵を確認した。

日本釣振興会と近隣の漁師さんの協力で木の枝で作った産卵床を設置する作業の様子

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 同社は、20年前よりアオリイカの産卵のため、木の枝などを海に沈めて産卵床の設置を行ってきた。今年は、4月19日に公益財団法人日本釣振興会と、近隣の漁師の協力のもと、アオリイカ産卵床のために木の枝などを船でポイントまで運び海中に投入し設置していた。

 設置からほぼ二週間後の5月1日に枝に産卵したアオリイカの卵が確認できた。同社の野瀬勝利さんは「産卵が確認できてほっとしている。多くのアオリイカが産卵床に集まり、ダイバーの目の前で幻想的な産卵ショーを見せてくれている。6月のふ化が楽しみ」と喜びを隠さない。

 同社では、産卵を邪魔しない距離で産卵の様子や6月ごろに予定される「ハッチアウト(ふ化)」の水中観察を行うダイビング体験も行い毎年好評という。この時期のアオリイカのペアは、「幸せ感いっぱいの姿で泳ぐ。その姿を見るだけでも幸せになれる」と野瀬さん。「無事にふ化してもらいたい」と笑顔を見せた。

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