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箱根・仙石原のレストラン、移店後初のGW ランチ客でにぎわい見せる

小田原産筍とキャベツを使った「ペペロンチーノスパゲッティ」

小田原産筍とキャベツを使った「ペペロンチーノスパゲッティ」

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 小田原・巡礼街道にあった「洋食屋35(サンゴ)」が「レストラン35」(箱根町仙石原、TEL 0460-83-8861)として箱根湿生花園入り口に移転して1カ月が経過し、初めてのゴールデンウイークを迎えた。

箱根湿生花園入り口「レストラン35(サンゴ)」

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 オーナーシェフの高山秀幸さんは、プリンスホテルの箱根・大磯・高輪などで調理を担当し、2011年8月に独立。小田原郊外の巡礼街道脇に「洋食屋35」をオープン。味の良さで多くの常連に支えられて繁盛店となった。

 箱根の観光スポットでもある箱根湿生花園入り口の店舗が見つかり移転。高山さんは移転前に「今回はいいご縁で箱根に店舗が見付かり移転となった。さらにおいしい料理を提供する環境が整った」と喜びを見せていた。

 高山さんが移転先で体験する初めてのゴールデンウイークには恒例の料理イベント「生ハム祭り」を計画。限定スパゲティをメインにしたメニューを用意した。ゴールデンウイークに入り来客数が予定を上回り、生ハムもわずか2日で品切れとなり終了。高山さんは「箱根のゴールデンウイーク恐るべし。過去最短2日で終了」とうれしい悲鳴を上げた。

 同店のランチは多くの常連客から支持されており、箱根に移転してからもランチのために来店する常連客が多い。週末ランチの前菜として提供される「志村屋米穀店さんの黒米と緑米のキッシュ」、箱根山麓豚を自家製ハーブソルトでマリネして低温でじっくり火を入れる「箱根山麓豚のローストビネグレットソースと柑橘胡椒」、江の浦の八木下農園のブラッドオレンジで作る「ジェラート」、小田原産タケノコとキャベツを使った「ペペロンチーノスパゲッティ」などがランチの人気メニューとなっている。

 満席の中、笑い声や「おいしい」の声を聞きながら厨房(ちゅうぼう)のストーブ前でオーダーされた料理を調理しているとき、「調理人として生きてきて良かった」と思ったという。これからは「ディナー客の獲得と季節に合わせた箱根ならではの食材を使ったメニューの開発に力を入れる」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時~14時30分、ディナー=18時~21時。火曜・第2水曜定休。

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