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小田原で米粉に魅せられて「come come coかまぼこ通り店」オープン

「私が製造して、お店では母が販売します」と山口さん(右)

「私が製造して、お店では母が販売します」と山口さん(右)

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 米粉に魅せられ、小田原に移住して米粉料理教室を主宰する山口陽子さんが、米粉パンを販売する店舗「come come co(コメコメコ)かまぼこ通り店」(小田原市本町)を10月22日に開店し、多くの米粉ファンでにぎわった。

「come come coかまぼこ通り店」の商品

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 開店日の22日。折しも台風21号が日本を横断して、22日から23日にかけて静岡県御前崎市付近に上陸する予報が出ていた。開店日の小田原の天候は荒れ模様となった。山口さんは「私の大切な時に、いつも台風がやってくる」と話す。

 結婚式の日にも台風が来ることを予測していた山口さん。引き出物を「傘」に決めていたという。「案の定。予想通りに台風が来ました。自分では『結婚おめでとう』の言葉を持ってやってきたのだと割り切ることにした」と当時を振り返る。

 10月22日。台風接近にもかかわらず予定通りオープン。開店と同時に多くの人が来店し店内はにぎわいを見せた。

 山口さんは「米粉で作ったパンのもちもちとした新食感を知ってから自分の夢を持つことができた」と話す。一般財団法人日本穀物検定協会主催の「米粉パン教室」「米粉ケーキ・調理コース」を卒業し、米粉食品指導員の資格を取得。レンタルキッチンを借りて、米粉パン・米粉ケーキ・親子教室などを開催して米粉と共に歩んできた。2014年に小田原に引っ越し、念願の自宅での教室を始め、今回、「より多くの人に米粉の味を知ってもらいたい」と店舗を開店した。

 山口さんは「米粉の持つ魅力を生かした商品の提供を目指している。ご近所の鈴木製餡さんの『湘南ゴールド餡』を使った『あんパン』(250円)が人気。ぜひ来店していただければ」と呼び掛ける。

 販売価格は150円~300円。営業時間は11時~16時。

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