箱根登山鉄道、強羅駅で親子鉄道イベント-レアな部品販売も

販売会場では珍しいものから馴染み深いものまで販売されていた。

販売会場では珍しいものから馴染み深いものまで販売されていた。

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 箱根登山鉄道は9月13日、強羅駅下広場で「ワクワク!箱根親子鉄道展」を開催した。

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 5回目となる同イベントは、創業120周年を記念し昭和30年代当時の塗装に再現した復刻版車両の展示や、普段入ることのできない運転席や車両前面での記念撮影会、駅長・駅員・車掌の仕事体験、箱根登山鉄道グッズや箱根の観光施設の無料招待券が当たる大ビンゴ大会など、親子で楽しみながら箱根登山列車に触れ合う機会を設けるために開催された。

 メーンの鉄道部品販売会では、実際に使用されていた「箱根板橋」「風祭」「入生田」などの駅名板やつり革、乗務員かばん、信号機色レンズ、信号灯などが所狭しと並べられた。中でも、列車の前面に付けるアジサイのイラストが描かれた方向板は、アジサイが咲く時期にしか付けることができなかったもので、最も貴重な品として展示されていた。

 販売する部品の価格設定を担当した同社鉄道部の浅野秀光さんは「おかげさまで年々入場者数も増えてきている。どこの部品なのかを知ってもらえるだけでも充分意味があると話す。

 また、同社鉄道部課長の大谷龍二さんは「小田原馬車鉄道として始まった箱根登山鉄道も今年で120周年を迎えた。イベントを通じてさまざまな体験をしてくれた子どもたちが将来の箱根登山鉄道を担っていく人材になってくれればうれしい」と期待を寄せる。

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