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箱根・芦ノ湖畔の「龍宮殿」で「雨の日企画」 子どもの入浴無料に

芦ノ湖畔にある「龍宮殿」

芦ノ湖畔にある「龍宮殿」

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 箱根芦ノ湖畔の蛸川温泉にある「龍宮殿」(箱根町元箱根)は、気象庁が発表した入梅宣言を受けて、子どもの入浴が無料になるほか、保護者も割引で利用できる「雨の日企画」を6月9日より開始した。

源泉は箱根十七湯の中で最も若い「蛸川温泉」

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 芦ノ湖の絶景を楽しみながら入浴できる「龍宮殿本館」は、2017年7月に「絶景日帰り温泉」としてリニューアルした。源泉は箱根十七湯の中で最も若い「蛸川温泉」で入りやすい泉質特性のため多くの人に利用されている。

 龍宮殿の歴史は1938(昭和13)年までさかのぼる。飛島組(現在の飛島建設)の先代社長だった飛島繁さんが、静岡県の浜名湖にある景勝地・弁天島にホテルを開業。「浜名湖ホテル」と命名され高級ホテルとして営業を開始したが、その後休業していた。外観は宇治の平等院をモデルとし、建材はすべてに最高級のものが厳選され、木材もケヤキやヒノキなどがふんだんに使われている。

 このホテルを箱根プリンスホテル和風別館「龍宮殿」として営業をすることになり、解体後、東海道線の貨車を利用して熱海駅まで運び、十国峠を越えて箱根・芦ノ湖畔によみがえらせた。

 リニューアルにより、ミストサウナやインシャワーも併設した女性浴室、露天風呂とフィンランドサウナや壺の水風呂がある男性浴室、厳選した和食を提供する食事処「富士」のほか、「湯休処」やスパ「ASAGAO槿」など施設も充実。来館者も増加しにぎわいを見せている。

 運営するプリンスホテル箱根事業戦略の稲葉健二さんは「入梅して富士山が見える確立は少なくなるが、芦ノ湖や箱根外輪山などが霧に包まれる水墨画のよう。この景色は今だけ。梅雨時の絶景をご覧いただければ」と話す。

 営業時間は10時~19時(宿泊客は20時30分まで)。

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