熊本県のゆるキャラ「くまモン」が2月10日、熊本の偉人・徳富蘇峰（とくとみそほう）生誕150周年を記念して行われるイベントに参加するため徳富蘇峰記念館（二宮町二宮、TEL 0463-71-0266）を訪れる。

くまモン © 2010熊本県くまモン

　明治・大正・昭和期の出版人で言論界の重鎮だった徳富蘇峰の書簡、蔵書、原稿などを保存する同館。くまモンの来館は、現在開催中の「蘇峰生誕150周年記念・秘蔵写真150枚に見る明治・大正・昭和写真展」と、くまモンの故郷である阿蘇を描いた「阿蘇大観図（吉田初三郎画）」との見学が目的。併せて、樹齢300年を超す古木のある梅園で行われる「野点（のだて）の会」（二宮町観光協会主催）にも参加する。

　同館学芸員の塩崎信彦さんは「熊本県が生んだ偉人・徳富蘇峰の生誕150年に熊本県の協力でくまモンが参加することは、この上ない喜び。これを機会に、徳富蘇峰とその師である新島襄と夫人の新島八重を多くの方に紹介でき、うれしい」と話す。「くまモン」は熊本県広報課を通して、「徳富蘇峰さんをみんなに知ってもらいたいモン」とコメントした。

　くまモンの登場時間は11時と13時の2回。入館料は「くまモンデー」として500円（中学生以下無料）。