小田原らしさにこだわり、アジ、かまぼこ、おけを使ったラーメンを売りにしたラーメン店「鯵壱北條(あじいちほうじょう)」(小田原市本町3、TEL 0465-25-1932)が9月25日にオープンし、話題を集めている。
同店は神奈川県のチャレンジショップ応募店で、400件近くの中から審査を通過した2件のうちの1件。手作りの味にこだわったことが評価された。化学調味料を使わず時間をかけて作るスープと、手作りだからこそ生まれる独特のコシのある麺が評判を集めている。
1922(大正11)年築の木造建物をリフォームした店には35席を設けた。昼時や夕方には行列ができることも。「一番人気」はアジとんこつしょうゆラーメン「鯵・醤油」(700円)。「おけに入れて出すラーメンとアジをマッチさせたところに新鮮さを感じる利用客が多い」という。スープと麺がなくなり次第終了。
同店をプロデュースをした林祐司さんは「10年間沖縄にいた経験から沖縄そばの製法をベースにラーメンづくりに挑戦した。アジ、かまぼこ、おけを使って小田原らしさを表した。地元の人だけでなく観光客にも小田原で足を止めて立ち寄ってもらえる場所にしたい」と意欲をみせる。
営業時間は11時~21時。月曜定休。