旧黒田侯爵家の別邸だった小田原邸園交流館清閑亭(小田原市南町1、TEL 0465-22-2834)で11月下旬から12月上旬にかけて、「観楓会」ツアーが行われる。
毎回好評の同ツアー。今年は、「紅葉を見ながら板橋のなりわいと邸園をめぐるツアー」(11月29日)、「隠れた紅葉スポット三大邸園をめぐる観楓会」(12月7日)を予定する。
「紅葉を見ながら板橋のなりわいと邸園をめぐるツアー」は、箱根板橋駅に集合し、宗福院地蔵堂、秋葉山量覚院、電力王の松永安左ヱ門旧別邸・老欅荘、山縣有朋旧別邸・古稀庵門前を見学した後、清閑亭でティータイムを楽しむ内容。参加費は2,000円(茶菓付き)。定員40人。
「隠れた紅葉スポット三大邸園をめぐる観楓会」は、隠れた紅葉スポットの三邸園などを巡り、小田原の特選菓子も味わう内容。山縣有朋は1913(大正2)年11月、小田原・古稀庵で東京からの客人を迎え、自慢にしていた京都の別荘・無鄰庵の紅葉と小田原の古稀庵とを比べ、「小田原の紅葉こそ美しい」との言葉を残している。同ツアーでは、電力王の松永安左ヱ門旧別邸「老欅荘」、元首相の山縣有朋旧別邸「古稀庵」、黒田長成侯爵の「清閑亭」の3邸園を巡る内容。参加費は2,000円(菓子付き)。定員は各回30人。11月30日に開催のコースはすでに定員に達している。
運営を担当するNPO法人「小田原まちづくり応援団」の金山摩美さんは「観楓会き、ツアーを楽しみながら小田原の自然をと歴史を楽しむ企画。好評で定員に達したコースもある。ぜひ早めに予約を」と呼び掛ける。
両ツアーとも、申し込みは清閑亭で受け付けている。