旧片浦中学校校庭(小田原市根府川)で10月8日、「太陽エネルギーで星空上映会」と「西山さんの昭和の暮らしの道具展」が同時開催される。主催は「片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト」。
地元「片浦電力」の太陽光発電を活用し、自然エネルギーだけで行われる同上映会。今回で3回目となり多くの市民に知られるようになった。電力やエネルギーの大切さと自然エネルギーへの理解も進んでいる。
当日の14時から上映前までは「西山さんの昭和の暮らし道具展」が開催され、根府川のかんきつ生産者の西山さん一家が使っていた農業道具や収集した昔の暮らしの道具を校庭に展示。みかんを入れた籠を背負ってみたり、山車を引いてみたり、当時の農家の生活を体験する。西山さんによる道具の解説も行われる。
上映は日没と同時に始まる。第1部は、片浦の人々が撮影したから懐かしい写真をスライドショーに仕上げて上映する「片浦懐かし写真スライドショー」と移りゆく時代の流れの中で鹿島踊りを守っていくことへの思いを描いた「根府川鹿島踊り2013」(未来シネマ)が上映される。
第2部は、小田原の人々の心に今も生き続ける象のウメ子が主人公となる「小田原城のウメ子さん」と、第81回アカデミー賞短編アニメ賞受賞作品「つみきのいえ」が小田原シネマトピアの協力で上映される。
同プロジェクトの帰山寧子さんは「自然エネルギーと地域を見つめてきたイベントで多くの人の手で運営されてきた。話題の上映作品のほか、貴重な体験や地域の歴史をスライドで見られるので来場していただければ」と呼び掛ける。
開催時間は、14時~20時。参加無料。