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小田原の老舗割烹でデザート、5代目が挑戦

老舗料亭の5代目が作るパティシエなみの洋菓子デザート

老舗料亭の5代目が作るパティシエなみの洋菓子デザート

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 小田原の老舗料亭「清風楼」(小田原市本町、TEL 0465-23-3711)で現在、会席コースのデザートにパティシエなみの洋菓子を提供している。

「かぼちゃプリン」

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 1862年創業で小津安二郎監督も利用した同店の5代目が割烹料理のデザートに挑戦。女性客から喜ばれている。

 5代目の中山雅樹さんは箱根の「強羅花壇」で6年、東京で1年修業を摘んだ経験を持つ。強羅花壇では、当時「つきじ田村」が調理を担当していたため、本物の割烹を学ぶことができた。「伝統の味の上に新しい時代の味付けをしよう」と日々新作メニューの開発に余念がない。

 女性の多い企業の利用などもあるためデザートを重視した中山さん。洋菓子と割烹の融合を試みたデザートを作り上げた。写真の商品は、小田原の「はなまる農園」の安納芋とマスカルポーネチーズを合わせたムースにココアパウダーを振り、フランボワーズをソースにしたもの。ムースの甘さとフランボワーズの酸味の調和が味わえる。芋チップスとあめ細工を添える。

 「かぼちゃプリン」はしっとりとした食感にかぼちゃのほのかな甘みが伝わってくる。カラメル部分はバーナーで炙り、パリッとした食感を出している。

 営業時間は11時30分~21時。月曜定休。

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