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小田原の市民による電力ファンド満額達成-事業展開を加速

メガソーラー予定地

メガソーラー予定地

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 再生可能エネルギー事業の確立を目指して設立された「ほうとくエネルギー」(小田原市浜町)が、市民などから出資を募っていた市民ファンドが満額の1億円に達し、事業推進を加速する体制が整った。

曽我みのり館に設置されたソーラーパネル

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 エネルギー調達資金に市民の資本を導入し、地域で循環させ収益を還元することを目的に募集された同ファンド。募集ファンド名を「ほうとくソーラー市民ファンド」とし、一口10万円で、1000口の募集を行った。当初の予定では夏までだったが、再生可能エネルギーに対する出資者の関心が高く、前倒しして募集を終了した。

 集まった資金は、市内久野に予定されている太陽光発電所を稼働させる「メガソーラー事業」と、同市の小学校や集会所などの公共施設を活用して発電拠点と災害時エネルギー拠点作りを行う「屋根貸しソーラー事業」に投資される。

 同社は、ファンドの募集が満額となったことを一つの節目としてとらえ、「現在のプロジェクトを着実に遂行するとともに、新たな地域エネルギー事業にも取り組んで行きたい」と今後の事業展開を見据える。

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