小田原のオルタナティブスペース「旧三福」を運営する山居是文さんが2月8日、クリエーティブスペース「kichi(きち)」(伊豆諸島大島町)で「地域に根づく場所づくり」をテーマに講演を行った。
地域・市民が参画するアートプロジェクトを通じ、東京の多様な魅力を創造・発信する「東京文化発信プロジェクト」の一環として開いた同講演。「つながる・そだてる・ドキドキくらす三原色(ミハライロ)」をコンセプトに光の三原色のように輝くことを目指している。
「てんつなぎvol.3・地域に根づく場所づくり」として開いたイベント。「てんつなぎ」は、注目すべき活動やプロジェクトに携わる個性あふれるゲストを招き、トークイベントやワークショップを行うプログラム。
第1回は、熱海でまちづくりに取り組んでいるNPO法人atamista(アタミスタ)代表の市来広一郎さんが登壇。第2回は、「大島の野菜、椿油、塩を知ろう」と題して、伊豆大島の特産であるつばき油、海塩、農産物の生産現場の見学会を開いた。
山居さんは、元中華料理店の空き店舗をセルフリノベーションし、シェアスペース「旧三福」を立ち上げた経緯を話しながら、地域と活動拠点の役割、運営オペレーションのこつなどを説明した。