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大雄山線に「オレンジトレイン」 開業100年に向けた記念企画第3弾

小田原のかんきつ類をイメージした「オレンジトレイン」(5503編成)

小田原のかんきつ類をイメージした「オレンジトレイン」(5503編成)

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 小田原と大雄山を結ぶ伊豆箱根鉄道大雄山線が2025年に開業100年を迎えることを受けて8月29日、6時14分発の車両から小田原のかんきつ類をイメージした「オレンジトレイン」(5503編成)の運行を始めた。

1925(大正14)年10月15日に運行を開始した大雄山線

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 1925(大正14)年10月15日に大雄山最乗寺(道了尊)への参拝客を運ぶことを目的に仮小田原駅(後の相模広小路駅)~大雄山駅区間9キロで開業した大雄山線。工事期間中の1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災で築堤の崩壊や亀裂、橋台が倒壊するも、復旧に全力を注ぎ開業した。運賃は1945(昭和20)年3月まで変わらず28銭。乗客の80%が参拝客で、地元客は20%弱だったといわれている。

 開業100年を記念して、大雄山線のルーツである大雄山最乗寺の認知を広げ、併せて、大雄山線への興味喚起や乗車促進を狙って取り組む同企画。最乗寺のシンボルで赤色の「天狗(てんぐ)電車」(2023年9月)、南足柄市の花で紫色の「リンドウ電車」(2024年4月)に続く第3弾として、地元特産のかんきつ類の色を施した「オレンジトレイン」の運行を始めた。

 伊豆箱根鉄道で広報を担当する関口貴史さんは「大雄山線開業100周年に向けた第3弾の施策が地元の人のみならず、小田原市、南足柄市に訪れた多くのお客さまの心に残ってくれたらうれしい。ぜひ、乗車を」と呼びかける。

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