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小田急箱根グループが35億円投資-「わかりやすさ」「回りやすさ」をテーマに

18世紀のフランスの船艦「ロワイヤル・ルイ」をモデルにした新型海賊船

18世紀のフランスの船艦「ロワイヤル・ルイ」をモデルにした新型海賊船

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 小田急箱根グループの「箱根観光船」「箱根ロープウェイ」「箱根施設開発」「箱根登山鉄道」の4社は、5月14日に「わかりやすい箱根、まわりやすい箱根」の実現のため総額35億円規模の設備投資を実施すると発表した。

大涌谷の景観に調和する新駅舎

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 箱根観光船は18世紀フランスの第1級船艦「ロワイヤル・ルイ」をモデルとした新型海賊船を建造し、2013年春に就航させる。船内のバリアフリー化を進めると同時にアミューズメント性を向上させる。総トン数は約310トン。

 箱根ロープウェイは大涌谷の景観に調和したデザインで、風力発電装置を設置し省エネ・自然環境に配慮した駅舎にリニューアル。噴煙地を一望できるレストラン(100席)も新設する。地下1階・地上2階。

 箱根施設開発は、首都圏最大級となる貸し切り個室露天風呂19室を持つ日帰り温泉施設をオープンする。古民家風の里山温泉をイメージし、コンセプトは「里山 湯治村」。箱根湯本駅から無料送迎バスで3分の立地でありながら、「箱根の豊かな自然と温泉を満喫できる」という。

 箱根登山鉄道は景色を楽しむ展望ゾーンと車窓と旅を楽しむクロスシートゾーンを配した新型車両を製造する。17年ぶりの新車両の製造となり、デザイン設計は小田急ロマンスカーなどを手掛けた岡部憲明さんが担当。2014年春に運転を開始する。

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