小田原市役所7階大会議室で3月22日、地域の魅力発信について考える文化セミナー「リトルプレスと地域ブランディング」が開かれる。
小田原市第3回文化セミナー「リトルプレスと地域ブランディング」の訴求ツール
文化創造活動担い手育成事業の一環として開催する同セミナー。3回目となる今回は、印刷媒体が減少している中、行政や地域団体が地元の魅力を掘り起こし、デザイン性の高い冊子などのツールで発信を続け、注目を集めているリトルプレス(フリーペーパー)にスポットを当てる。
ソーシャルエコに注目し、新たなライフスタイルを提案し続けている月刊誌「ソトコト」の編集長・指出一正(さしでかずまさ)さんをゲストに迎え、地域ブランディングとリトルプレスなど発信メディアの関係について考える。
観光のためだけでなく、住民が住んでいる地域を誇りに思い、魅力を発信していく力が地域の活性へつながるという立場で、全国の事例を紹介しながら新たな視点で小田原のブランディングの方向性を探る。
同市文化政策課で芸術文化の創造を担当する松井真理子さんは、「指出さんが関わっている高知県のフリーペーパー『とさぶし』は、観光地や店の紹介ではなく、住んでいる人や生活・文化などを取り上げ、地域の魅力を感じさせる内容になっている。今回のセミナーで小田原の魅力を発信するヒントがつかめるのではないか」と期待を寄せ、参加を呼び掛ける。
開催時間は15時~17時。入場無料。