
小田原で5月3日~5日に行われる「松原神社例大祭」で、参加組織の一つである三区下幸田神輿会がみこしの担ぎ手を募集している。
募集は4日と5日の2日間。小田原宿の総鎮守である同神社には氏子26区と2つの龍宮神社があり、地域のみこしを誇らしげに担ぎ地域の幸せを祈る。小田原駅周辺は、松原神社と大稲荷神社の氏子区域が複雑に入り組み重なるため、見渡す限り両神社のみこしと山車があふれ壮観な光景となる。
クライマックスは松原神社への宮入。今年、三区下幸田神輿会は17番目。例大祭が最高潮になり始めたころに宮入を行う。夕暮れにともされた小田原ちょうちんの明かりの中、「オイサー」「オラサー」のかけ声とともに「小田原担ぎ」という独特の担ぎ方でみこしを神社へ進める。みこしと担ぎ手が一体化し松原神社に進むその姿が感動的なため、毎年多くの観客が集まり声援を送る。
同会の運行責任者である松下善彦さんは「城下町・小田原のまつりを体験でき、小田原の人々の心を知ってもらうことができる。ぜひ担いでいただきたい」と呼び掛ける。
申し込みは同会御輿運行事務局(TEL 090-3484-1439)で受け付けている。