箱根の芦ノ湖で7月31日から8月5日の6日間、「1257芦ノ湖夏まつりウィーク」が開催される。
箱根神社の御鎮座1257年例大祭をなど6の催しが期間内に連続的して行われる同ウィーク。箱根芦ノ湖と芦の湯エリア最大のイベントで、芦ノ湖・芦之湯地区観光連絡協議会が主催し箱根町と箱根町観光協会などが後援する。
「湖水まつり」(7月31日、花火打ち上げ=20時開始)は、「箱根ばやし」、九頭龍太鼓などによる「太鼓フェスティバル」、地元青年会による芦ノ湖産「わかさぎフライの限定販売」などが行われる。同まつりのクライマックスは、箱根神社で行われる湖水祭が行なわれ、御供船に乗った箱根神社宮司が御供物(三升三合三勺の赤飯)を九頭龍大神に供える。数千の祈願灯籠(とうろう)と花火が夏の芦ノ湖を華やかに彩る。
「御鎮座1257年例大祭」(8月1日、同=20時開始)は、同ウィークのメーンイベントで、箱根神社御鎮座1257年例大祭が10時より始まり、境内にて、箱根延年、湯立獅子舞などの演舞が奉納される。夜には例大祭を祝い、箱根神社平和の鳥居の目の前から花火が打ち上がる。
「御神幸祭」と「箱根園サマーナイトフェスタ」(8月2日、同=20時開始)は、箱根大神様を乗せた御鳳輦とともに古式ゆかしき衣装に身を包んだ隊列がゆっくりと進む「御神幸祭」。箱根神社~元箱根を巡り、その後、船で移動し、箱根町(箱根関所付近)の駒形神社まで続く。夜は場所を箱根園湾に移し、「箱根園サマーナイトフェスタ」を開催する。バックミュージックに合わせた「デジタルスターマイン」は見もの。
「駒形神社例祭」(8月3日、花火の打ち上げはない)は、箱根神社境外末社で、箱根元宮の鎮る駒ケ岳の神様を祀(ま)っている駒形神社のまつり。子供神輿(みこし)が練り歩き、元気な子供たちの声が町中に響きわたる。素朴で心に響くまつりとして知られる。
「湖尻龍神祭」(8月4日、同=19時30分開始)は、芦ノ湖畔の森深くにひっそりと御鎮座する九頭龍大神にささげるまつり。九頭龍大神の御神火を合図に、花火大会が催される。小さな湾での花火は音、光ともに迫力満点で、花火の高校生によるマーチングバンドで盛り上がりも最高潮になる。
「鳥居焼まつり」(8月5日、同=20時開始)は、湖水を汚した里人に怒った龍神が疫病をはやらせ、それを鎮めるために里人が鳥居を焚いて湖面に映る火影を龍神にささげたという伝説のまつり。「わかさぎフライの限定販売」「九頭龍太鼓やソーラン踊り」や、「大神輿渡御」が盛大に行われ、湖面に光る鳥居の火、数百の灯籠(とうろう)、そして大輪の花火が行われ「1257芦ノ湖夏まつりウィーク」を締めくくる。
同ウィークが始まると箱根地域は盛夏を迎える。