小田原観光協会は、「小田原」の名字の人が小田原城を訪ねた際に天守閣への入場料を無料にする企画を行っている。
リニューアルオープンした小田原城への100万人の来場記念として行っている同企画。全国に「小田原」さんは1万人いるといわれており、その歴史は飛鳥時代までさかのぼるという。「一説では中臣鎌足(なかとみのかまたり・のちの藤原鎌足)が天智天皇より賜ったことから始まる」とも。
このサービスは、名字が「小田原」の人と一緒に来場した場合、最大3人までの同伴者が対象で、証明できる証明書(運転免許証など)の提示が必要となる。併せて、簡単なアンケートに答え、SNSの発信や広報記事に協力した人に、期間中有効の小田原城入城パスポートと、山崎提灯店特製の手作り「小田原ちょうちん」を進呈される。
大阪府吹田市から来た小田原真優さんは、結婚を控え名字が変わってしまう前に家族で小田原に行きたいと旅行を計画して登城したという。3人で小田原城を楽しんでいた。
小田原市観光協会の原川博明さんは「7月5日のスタート以来、10月4日現在で8組の小田原さんが来場した。首都圏からが中心だが、大阪や兵庫からお越しくださった小田原さんもいる。より多くの小田原さんに登城してもらいたい」と話す。
同企画は2018年3月31日まで。