「食べておいしく見て楽しい」をコンセプトにした商品を提供している「パン工房ジョイ」(小田原市永塚)は、「小田原蒲鉾いせかね」と連携して「ちくワニ」を開発し5月上旬に「発売を予定する。
「小田原蒲鉾いせかね」は、天保元年(1830年)創業の老舗、伊勢兼商店(小田原市浜町)が運営。安全な原料、小田原の天然水、もみの木を使用した板などにこだわって「小田原蒲鉾(かまぼこ)」を製造する。
パン工房ジョイの三浦昌弘さんは「味わい深い『いせかね』のちくわを使ったパンを作りたかった。最初はちくわをパン生地で包む予定だったが、『普通すぎる』ので却下。『ちくわに何を入れるか』をメンバーとアイデアを出し合っているときに、『ちくわに』が『ちくワニ』となりワニがちくわを食べている形に決まった」と開発の経緯を話す。
試作が焼き上がると製造メンバーから「おもしろい」と歓声。試食するとちくわの味がパン生地と絶妙に合い「おいしい」の声が上がった。ネギちくわの中にわさびマヨネーズを入れた大人向けと、アジちくわにチェダーチーズを入れた子ども向けを用意する。
三浦さんは「小田原ならではの商品。製造スケジュールの関係から発売はゴールデンウィーク明け。ぜひ味わっていただければ」と呼び掛ける。
価格は200円。