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「箱根ランフェス2018」に参加者2000人 スポーツとアウトドアの融合目指す

箱根ランフェスの傾斜コースを走るランナー(写真・取材=本多一輝さん)

箱根ランフェスの傾斜コースを走るランナー(写真・取材=本多一輝さん)

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 スポーツとアウトドアの融合を目指す新たなスポーツイベント「箱根ランフェス2018」が4月21日・22日、芦ノ湖キャンプ村で開催され、約2000人が参加した。

沿道の子供の応援に応えるランナー

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 2回目となる今年はテーマを「楽しさを競おう」とし、スポーツコンテンツを充実して行われた。参加者はハーフマラソン、ロゲイニング、リレーマラソン、ノルディックウオーキングなど、富士山を望む雄大な自然環境で各種スポーツイベントを楽しんだ。

 メインコンテンツとなる「富士ビューラン」は21日と22日の2回開催され、21日には約900人、22日には約500人がエントリーし、270メートルの高低差を駆け抜ける難コースに挑んだ。

 21日のハーフマラソン・年代別で優勝した湘南ゴールドエナジーランニングクラブの本多一輝さんは「入賞できてとてもうれしい。富士山や芦ノ湖の景色がとてもよく、写真を撮りながら走った」と笑顔を見せる。同種目に会社の同期と参加した山中俊さんは「トレイルラン並みのアップダウンで苦戦した。また来年みんなでリベンジしたい」と意気込む。

 21日には県西地域初開催となるイベント「Runtrip via 箱根ランフェス」も合わせて行われた。「Runtrip via」はアプリを使って参加者同士がコミュニケーションをとり、各自のランニング体験を共有できる新コンセプトのファンランイベント。参加者は任意の場所・時刻にスマートフォンアプリを起動してランニングをスタートし、それぞれが自由なルートで定刻までにゴールの大会会場を目指す。中には東京駅から90キロ以上を走破して会場に到着した人もおり、参加者を驚かせていた。

 ゴール後には会場でパーティーが行われ、参加者はキャンプファイヤーを眺めながらゲストの谷川真理さん、柏原竜二さん、五郎谷俊さんらのトークショーに聞き入っていた。

 22日には3時間リレーマラソンが開催され、約40チームが快晴の中タスキをつないだ。リレーマラソンは周回コースをチームでリレーし、制限時間内に何周できるかを競う。走力によらず職場やランニングクラブの仲間と親睦を深めながら走ることができるため、近年人気のあるイベント。第一走者の先導は箱根駅伝の山登りで活躍し、富士登山競走にて優勝経験があるゲストの五郎谷俊さんが務め、会場を盛り上げた。

 2年連続で優勝した「おきゃんぴーA」で第一走者を務めた鈴木貴之さんは「五郎谷選手やスタッフの方が優しく話しかけてくださり感動した。サービスもレース内容も充実していて終始楽しく走れる大会だった」と話す。

 期間中、会場の芦ノ湖キャンプ村に多くの店が並んだ。メイン会場の芦ノ湖キャンプ村では「箱根パンフェス」が開催され、富士屋ホテルを始めとした箱根町や裾野市などの有名ベーカリーが出店した。

 当日は箱根大涌谷名物のくろたまごや、小田原生まれのエナジードリンク「湘南ゴールドエナジー」など地元の特産品が全参加者に配布され、地域のブランドを県外からの参加者にアピールした。

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