箱根・芦ノ湖畔の「小田急 山のホテル」(箱根町元箱根)が、開業70周年を迎えたことを記念して、かつてグランドメニューのメインを飾り続けた「オイルフォンデュ」を復刻しランチメニューとして提供している。
「フォンデュといえばチーズフォンデュ」を思い浮かべがち。実は「オイルフォンデュ」もスイスの伝統料理で、食材を素揚げして楽しむヘルシーな料理として多くの人たちが味わっている。
スイスの山小屋をイメージして建設された三角屋根の「山のホテル」。「オイルフォンデュ」は多くの人に喜ばれ、1960年代にはホテルの名物料理になっていた。家族旅行や新婚旅行でオイルフォンデュの鍋を囲んだことを思い出す人も多いという。
一口サイズにした肉、魚、野菜などをブロシェットという串に刺してオイルで揚げる「オイルフォンデュ」。ソースをつけながら食べるスタイルは、日本人はもちろん、生の魚を食べる習慣が余りなかった当時の外国人客にも人気を博したという。
復刻メニューでは牛肉をメインに、ジャガイモやニンジン、アスパラガスなど季節の野菜を用意。塩やマスタードソース、和風ソースなど数種類のソースで味に変化をつけて味わうことができる。今回特別に提供するワカサギのフリッターは、テーブルで2度揚げにして軽い食感とほろ苦さが楽しめるようにした。
提供時間は11時30分~14時。価格は6,534円。70周年の復刻ランチは、芦ノ湖が見渡せるレストラン「ヴェル・ボワ」で提供している。