漁業関係者が履くすべりにくいサンダル「ギョサン」を取り扱う「マツシタ靴店」(小田原市栄町1)に女性客の来店が増えている。
小田原ブランドとして知られるようになったギョサン。素材とカラーに豊富なバリエーションがあるため、幅広い年齢層や病院関係者や水回りの職種など各種の職業に従事している人々から支持を受けている。愛用者には著名人やタレントも多く、舞台の役者などからも、「リハーサルの際にとても便利。滑りにくいだけでなく、実は履きやすい」と評価されている。
マツシタ靴店の松下善彦さんは「もっぱら機能性や話題性で購入する人が多かったが、最近はファッションアイテムとして購入する女性が増えている」と話す。先日も女性グループがそろって来店し店内が華やいだという。
訪れたのは、小田原漁港エリアで話題を集めている宿泊施設「Odawara Guest house BORRACHA(ボラチャ)」を経営する青木夏美さんを中心とするグループ。青木さんは「ハーバリウム」のワークショップや世界各地を訪ねて集めた商品をそろえるセレクトショップも経営している。
「とても楽しそうに自分に合うギョサンを選んでいた。ジーンズに合わせる、パーカーの色とそろえる、トートバッグのカラーと連携させる、ラメ入りのファンデーションとシンクロさせるなど、選ぶ視点と感性がとても勉強になった」と松下さん。商品仕入れの際に役立たせていると話す。
営業時間は9時30分~18時30分。