小田原で、体幹やバランス力を鍛え、骨盤のゆがみへの対応を目指したトレーニングやダイエットを目的に「天狗下駄(てんぐげた)」とも呼ばれる「一本歯下駄」を履く人がおり、マツシタ靴店(小田原市栄町)で仕入れを開始した。
歯の高さは12.5センチ、15.5センチ、18.5センチの3種類。婦人用は9.5センチ
小田原市に隣接する南足柄市にある開祖600年の「大雄山最乗寺」には「天狗伝説」がある。最乗寺と天狗との関係は、開山の歴史に由来し、世界一大きいと言われる下駄を始め、大小様々な下駄が奉納されている。
マツシタ靴店の松下善彦さんは「お客さんからの要請で仕入れをした。この下駄を履くことでトレーニングになるとのこと。それ以降も問い合わせが幾つか来ている。運動や器具を使うトレーニングとは違い、ながらトレーニングができるのもポイントらしい」と話す。
商品は、鼻緒部分は帆布で出てきており日本製。台の長さは約26センチ、厚みは5.5センチ、台を含めた歯の高さは12.5センチ、15.5センチ、18.5センチの3種類。婦人用の26センチ、歯の高さ9.5センチも用意する。価格は1万1,000~。