「小田原アリーナ」を拠点に西湘地域3市8町をホームタウンとする「湘南ベルマーレフットサルクラブ」は、10月12日に児童養護施設「ゆりかご園」にウェアなど衣類の寄贈を行った。湘南ベルマーレフットサルクラブが展開する「Chance&Empowerment project」の一環。
抗がん剤の副作用と闘いながら多くの人々を勇気づけ、2020年12月19日に39歳で亡くなった久光重貴選手。生前、小児がんの子供たちに希望の光を与え続ける活動を行っていたことから、湘南ベルマーレフットサルクラブではこの活動方法を「久光モデル」と呼び、「Chance & Empowerment project」に発展させて継続している。
これまで、児童養護施設「ゆりかご園」では、中古の洋服を譲り受けて利用することもあったが、コロナ禍の影響により感染防止の立場から「新品の使用」が推奨されることになり、衣類が不足する状態になっていた。
これを受けて、オフィシャルサプライヤーの「Goleador」とオフィシャルスポンサーの「スーパーディーラーカトー」の協力を得て、購入に至らなかったウェアを廃棄せず、合わせて新品のウェア約50人分などを取りそろえて搬入した。湘南ベルマーレフットサルクラブからは、佐藤玲惟選手、鍛代元気選手、本田真琉虎洲選手、フィウーザ選手、伊久間監督、府川トレーナー、サバスコーチのほか、フロントスタッフも参加した。
湘南ベルマーレフットサルクラブの佐藤伸也社長は「様々な縁やパートナーのおかげで今回のプロジェクトを実施することができた。とても明るくすてきな時間を過ごすことができうれしく思っている。子どもたちと一般社会を遮断するのではなく、同じ地域に住む仲間として溶け込む関係を作りたいと思っている」とコメント。
参加したキャプテンのフィウーザ選手は「とても楽しく特別な日を子どもたちと過ごさせて頂いた。歓迎してくださりたくさんの話ができて良かった。この企画に協力してくださった全ての方々に感謝したい」と話す。