初日の出を各地の市民が鑑賞しながら新年を迎える中、小田原市では市内を流れる酒匂川(さかわがわ)河口に多くの人が集まり幻想的に昇る陽光とともに新年を迎えていた。
日の出は6時50分前後。相模湾の先から太陽が昇ると日の出を迎える人々をオレンジ色の陽光が包み込んだ。その光景を撮影する人、記念写真を撮る人、手をつなぎながら日の出を迎える人、仲間とともにジャンプをする人、その姿をカメラに収める人などの姿が見られた。
酒匂川河口での日の出は、新年に限らず人が集まり「日の出スポット」として知られるようになった。ここ2~3年は、県内外から来る人も多く、釣り人やランナーなども日の出を鑑賞している。
「毎年、ここで新年を迎えている。太陽の光に包まれるのがとても良い」「祖父に連れられてきたのが最初。毎年、ここで初日の出を迎えることで祖父への供養としている」「新しい生命を授かって今年から3人で初日の出」「希望校への推薦がとれず間もなく受験。今日は合格を祈願した」など様々なドラマの主人公を陽光が輝かせていた。