小田原市では市内を流れる酒匂川(さかわがわ)河口に人々が集まり、幻想的に昇る陽光を浴びて新年を迎えていた。
富士山東麓と丹沢山地西南部を主な源流とし、丹沢山地と箱根の山々の間を流れて小田原で相模湾へと注ぐ酒匂川。海から昇る朝日は、河口一帯をオレンジ色に染めながら感動的な光景を作り出していく。「初日の出」の新スポットとしても注目され、訪れる人も増えている。
例年、ここで初日の出を撮り続けている小澤宏さんは「河口一帯は川の流れが変化するため、初日の出を観賞する人々の姿が水面に反射する姿はなかなか撮れない。今年は風が凪いできれいに水面に映り、川の流れも良く幻想的な光景になった」と話す。