箱根園(箱根町元箱根)で期間限定営業中の「雪・そり遊び広場」に多くの利用者が訪れ、にぎわいを見せている。
気温に関係なく良質の雪が1日25トン作れる造雪機(ICS=アイスクラッシャーシステム)を使い、常にゲレンデコンディションを良い状態に保っているという同広場。そりゲレンデは縦40メートル・横幅25メートル。雪遊び広場は縦8メートル・横幅8メートル。平均積雪は50センチで、斜度は緩やかな6度と安全性を重視している。
年末年始と3連休を通して、ゲレンデには子どもたちが雪と戯れる姿が見られる。一日を箱根園で過ごすケースや食事を含めて3時間程度を楽しむファミリーも多く見られる。
ザ・プリンス箱根芦ノ湖マーケティング担当の賀川陽介さんは「今年で 27 シーズン目を迎える中、子どもの時、『雪・そり遊び広場』で楽しんだ方が自身のお子さまを連れて来園している。ウエアやシューズがレンタルできるため手ぶらで利用できるのも喜ばれ、多くの方に知られるようになった」と分析する。
箱根園アクティビティ担当の稲葉健二さんは「今年は辰年で『竜』や『龍』が縁起が良いということで、箱根九頭竜神社への参拝客数が予想を超えている。そのことがテレビ番組などで取り上げられたこともあり、今日(1月10日)もかなりの人が訪れ、箱根芦ノ湖畔全体のにぎわいを作り出しているのでは」と推察する。
営業時間は9時~16時(最終受付は15時)。入場料金は2時間=大人・子ども共に800円(そり付き)。「雪・そり遊び広場」の入場と「箱根園水族館」の入館ができる「セット券」を、大人=1,700円、小学生=1,200円で販売している。2月25日まで。