大雄山線(小田原駅~大雄山駅)を運行する伊豆箱根鉄道は1月25日、受験合格のお守りとして電気機関車(ED31形)に使用している「すべらない砂」を今年も受験生と家族に有償で配布する。
毎年恒例の企画で、今年は10時から大雄山駅改札外と駿豆線(三島~修善寺)修善寺駅改札外で、それぞれ100個(先着順)を用意し受験生を応援する。
伊豆箱根鉄道には1947(昭和22)年製の電気機関車ED31形(東芝製)32号と33号の2両を保有。車両を輸送する際の「甲種輸送」やレールなどを運ぶために活躍。「すべらない砂」は輸送の際に車輪の空転を防ぐために車輪とレールの間にまく砂で、受験合格のお守りとして配布してきた。
パッケージには伊豆箱根鉄道のキャラクター「ライオンになりたいネコ」がだるまに扮(ふん)したイラストと電気機関車EDの写真をデザインし、「合格祈願 すべらない砂」と表記している。
広報を担当する関口貴史さんは「今年も鉄道社員が『受験生が緊張して空回りせず、自分の実力を発揮し志望校に滑らず合格できるように』と心を込めて用意した。受験生の皆さんは受験という大きな目標に向かい、日々机に向かって勉強してきたと思う。緊張すると思うが、すべらない砂をお守りとして受験に臨んでいただければ」と応援する。
販売価格は100円。