小田原城歴史見聞館の「NINJA館」は、 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から休館が続いていたが、11月7日から土曜・日曜と祝日限定の完全予約制で再開する。再開に当たっては、小田原城天守閣で実施している「感染拡大防止対策」を踏襲して来観者の安全を担保する。
NINJA館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から3月4日から閉館を余儀なくされていたが、「早く忍者になりたい」「忍者の姿で小田原城を走りまわりたい」など子どもを中心に再開を待ちわびる声が上がっていた。
小田原観光協会の朝尾直也さんは「再開の第一歩として土曜・日曜と祝日に限定して再開。併せて、webによる完全予約制として感染防止を徹底。その後の感染状況を注視しながら、人数制限をした上で平日に開館するステップに移行し、通常開館へと近づけていく」と話す。
館内では、定期的なアルコール消毒、天窓の常時開放や1日2回程度の全扉窓開放による換気などが行われる。併せて、風魔忍者のイラストを活用した注意看板を設置してソーシャルディスタンスやマスクの着用、手や指の消毒などの注意喚起も行う。
朝尾さんは「忍者体験ができる『小田原城NINJA館』。多くの方々から注目されている施設なので、早く通常開館できるようにしていきたい」と話す。