「小田原北條ウィーク」で恒例の「小田原北條武者隊」の行列が行われ、観覧席や沿道は多くの観光客でにぎわった。
初代早雲が小田原を平定してから、戦国時代にあって五代100年にわたり争うことなく、民を大事にしたと伝えられている。
毎年「小田原北條五代まつり」で行うパレードは武者隊や音楽隊など約2,000人が参加するものであった。今年は東日本大震災の影響を勘案し規模を縮小、約200人で実施した。出陣式には初代早雲役を務めた小田原出身の阿藤快さんらが参加し、出演者と観客との全員で黙とうをささげた。阿藤さんは被災地の様子や被災者の声を伝え、同イベントの合言葉「がんばれ日本 元気をだそう小田原」を唱えた。
行列はお堀端通りを往復し1時間程で本丸広場へ帰陣するという例年に比べ小規模なものであったが、観客は行列に拍手と歓声を送った。