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【エリアニュース】湯河原美術館で開館25周年記念特別展「対照の妙 牛田けい村展」始まる

町立湯河原美術館(神奈川県湯河原町宮上623-1、TEL 0465-63-7788)で、開館25周年記念特別展「対照の妙 牛田けい村展」が、10月26日から12月25日までの会期(前期=10月26日~11月27日、後期=11月30日~12月25日)で始まった。※けい村の「けい」は「奚(けい)」に「隹(ふるとり)」。  明治維新以降、日本画の世界でも近代化の流れが生まれた明治末期から大正、昭和にかけて活躍した牛田けい村(1890-1976)。横浜市に生まれで、今村紫紅、速水御舟らと革新的な日本画を目指すべく「赤曜会」を結成。大和絵や後期印象派、南画などを自由に取り入れた作風を生み出した。今回の展覧会では、町立湯河原美術館の前身である「天野屋旅館」に残されていた松羽目などの板絵3点が初公開されている。活動の軸足を「画壇」から移した「画業」への転換期にあたる作品といえ、貴重な作品と言える。  会期中に「牛田けい村作《松》の修復作業からみえること」(11月18日)と題して、白井啓太さん(文化財・美術保存修復士)の講演会。「牛田けい村の生涯と作品の魅力」(12月9日)と題して三上美和さん(京都芸術大学准教授・台東区立朝倉彫塑館専門員)の講演会が行われる。  併せて、日本画家の東儀恭子さんによるワークショップ「木に描く:木と日本画で綴る二曲屏風」(11月25日)や、学芸員によるギャラリートーク」(11月19日・12月17日)も行われる。

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