ゴッホによる3点の油彩画を所蔵しているポーラ美術館(箱根町仙石原小塚山1285、TEL 0460-84-2111)は、開館以来初となるフィンセント・ファン・ゴッホをテーマにした展覧会「ゴッホ・インパクト-生成する情熱」展を5月31日~11月30日の会期で開催する。収蔵しているのは、アルル時代の風景画「ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋」(1888年)、サン=レミ時代に身近な自然を表現した「草むら」(1889)、オーヴェール時代の静物画「アザミの花」(1890年)の3作。わずか37年の生涯のなかで、数多くの絵画を制作したゴッホ。日本でも明治末期以降、個性と情熱にあふれたゴッホの作品や芸術に一生を捧げたその生き方は多くの人に感動を与えてきた。今回の展示でゴッホが芸術家たちに与えた影響の歴史を振り返るとともに、その価値について検証する。開館時間は9時~17時(入館は16時30分)。入館料は、大人=2,200円、大学・高校生=1,700円、中学生以下無料。写真は告知用ビジュアル。フィンセント・ファン・ゴッホ《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》1888年、ポーラ美術館。森村泰昌《自画像の美術史(ゴッホ/青い炎)》2016年(平成28)、ポーラ美術館。copyright the artist, courtesy of ShugoArts.