小田原で最大の祭り「小田原北條五代祭り」が5月3日、天候に恵まれた中で開催され、多くの観覧客が集まった。

忍者が走る「天下一人忍者決定戦（脚くらべ）」で（小田原北條五代祭り）

　五代約100年にわたって栄華を極めた北條氏を偲ぶ同祭。「北條五代ふるさとサミット」「開会セレモニー」「武者隊による出陣式」が行われ、武者行列と、地元の吹奏楽部や陸上自衛隊の音楽隊、小田原ちょうちん踊りや神輿などが参加し華やかに行われた。パレードには「まち衆隊」も参加して総勢1800人が練り歩き、市内は祭り一色となった。

　今年から新たに、「天下一人忍者決定戦（脚くらべ）」が開催された。参加者は「開門！」の声と共に「馬出門」から飛び出し、「学橋」まで全力で駆け抜けて脚力を競い合い会場を盛り上げた。優勝者には六代目風魔小太郎襲名の栄誉が与えられた。

　併せて、「平成小田原大合戦（4人1組・騎馬戦）」も開催。戦国時代の有名武将と北條一党との戦いを再現し、熱気を帯びた応援が繰り広げられた。