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コロナ禍の「箱根駅伝」応援スタイル模索 密を避けたスポットからの観戦も

多くの人が東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を沿道で応援してきた

多くの人が東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を沿道で応援してきた

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 コロナ禍の中、あと2カ月となった「箱根駅伝」開催に向け小田原箱根地域の駅伝ファンや関係者は新たな応援方法を模索し始めている。

日帰り温泉「箱根湯寮」

 10月11日に開催を予定していた「第32回出雲全日本大学選抜駅伝競走」は中止、11月1日に開催予定の「秩父宮賜杯 第52回全日本大学駅伝対校選手権」は出場チームやその関係者などによるコース沿道での応援自粛で開催。1月2日・3日に開催される「東京箱根間往復大学駅伝競走」ではテレビ放送での応援を推奨するなど、「大学三大駅伝」は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けている。

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 小田原市民にスポーツを普及し健康増進と体力の向上を図ることを目指している小田原市体育協会。主催する「おだわら駅伝競走大会」(1月)と「小田原尊徳マラソン」(3月)の中止を決定。それだけに駅伝ファンからは箱根駅伝への期待も大きい。

 小田原市体育協会の枝野充宏さんは「多くのスポーツイベントが中止されている中で、無事に開催できることを一ファンとして願っている。無観客も選手を応援する方法の一つ。コロナ禍の今回については、テレビの前で応援することが、選手や大会関係者にとって一番の応援」と話す。

 東洋大学が母校の三浦奈央さんは、はちきれるほどの声を出して、往路4区と復路7区の選手を応援するのが新年恒例のイベント。母校の選手が力強く走る姿が三浦さんの一年間のエネルギーになり、苦しみながらもひたすら前に進んでいく様子が三浦さんの底力になっているという。「今年はテレビで応援する方法と、密にならず酒匂川が見渡せる場所からの応援する方法のどちらにしようか悩んでいる。どちらにしても応援しないという選択肢はない」とキッパリ。

 箱根湯本駅前から、無料送迎バスで3分ほどの場所にある日帰り温泉「箱根湯寮」。第5区の上りが始まる所にあるため、例年は多くの人が沿道で応援する。梅澤伸幸支配人は「毎年、沿道応援で冷えた体を温泉で温めに立ち寄る方々が多い。今年は密を避けて安全に選手が第5区の難所に挑戦できるように願っている」と話す。

 箱根の上りを走破した選手はゴールの箱根町・芦ノ湖駐車場に向かう。その途中に箱根神社へ通じる道があり、元日から初詣客でにぎわう。箱根神社に隣接する「小田急 山のホテル」の宇山靖之副支配人は「箱根神社への初詣の前後に、駅伝ランナーが走る沿道へと、徒歩で応援に行くことを新年の恒例行事にしているお客さまも多い。もし楽しみが半減するとなれば、ホテルとしても大変残念なこと。ホテルスタッフ一同、安心安全に駅伝開催ができることを願って選手への応援としたい」と話す。