小田原の食品会社「しいの食品」(小田原市成田、TEL 0465-36-5511)が5月3日、紙で作る「難攻不落の名城ペーパークラフト小田原城」を発売した。
カット済みの30パーツで構成し、接着剤を使うことなく簡単に組み立てられる同商品。175分の1スケールで精巧に小田原城が再現できる。三代当主・北条氏康の時代の「小田原城」は難攻不落・無敵の名城といわれ、上杉謙信や武田信玄の攻撃にも耐え抜いた名城。「行って見たい日本の城ランキング」10位になるなど人気は高く、歴史ブームの影響もあり天守閣の来場者数は45万人を超えている。
同社マーケティング推進室の池田記子さんは「観光土産として農水産品中心に製造・販売を手掛けている当社。社長の椎野が、『小田原駅・小田原城周辺まちづくり検討委員会』に所属していたこともあり、観光客の方々に喜んでいただける商品を、との思いから、カテゴリーの枠を超えてペーパークラフトの商品化を決めた」と開発の経過を話す。
小田原駅前で同商品の販売を始めた老舗土産店「まると」店主の穂坂肇さんは「小田原のいい食材や商品を取り扱ってきた。小田原にとって小田原城は財産。多くの方に城の魅力を感じてもらえればと販売している。お客さんの反応はとてもいい」と話す。
価格は980円。