箱根エリアにあるプリンスホテルの宿泊施設、ゴルフ場、アミューズメント施設で構成する「プリンスグランドリゾート箱根」は現在、4宿泊施設で「田植え体験プラン」を販売している。
「金次郎のふる里を守る会」の協力を得て実施される同プラン。田植えを通して、自然と人間との関わりを体験し食農教育を目的としている。使用する「田んぼ」は、江戸時代に農政家として活躍した二宮尊徳生誕の地である小田原市栢山地区。同地区は、小田原市の北部に位置し、東には酒匂川、西には狩川の支線である仙了川が流れる田園風景が今も随所に残り、2011 年2 月1 日付けで神奈川県「里地里山保全等地域」に選定されている。
素足で田んぼに入り、手で苗を植える「手植え」を体験し、秋には実際に植えた稲の収穫も予定している。参加者1組にひとつ「バケツ稲」が進呈されるので自宅でも稲の成長を観察することができる。
同ホテルでマーケティング戦略を担当する一寸木恵未(ちょっきさとみ)さんは「貴重な田植えの体験。田植えから収穫までを楽しむことができる。大地の魅力を体得できるのでぜひ参加してもらえれば」と呼びかける。
宿泊日は6月8日、田植えは9 日に実施。プラン料金は1 人 1万2.300円から(1泊2食、田植え体験代、保険料を含む。宿泊ホテルにより異なる)。