小笠原の漁師が使っていたサンダル「ギョサン」を販売するマツシタ靴店(小田原市栄町1、TEL 0465-24-2233)が、商品をより理解してもらうことを目指して地域イベントへの出展や取り扱い拠点の拡大などを進めている。
滑りにくい特長がある同サンダル。小田原の新しいブランドとして定着を始めている。テレビの旅番組などで取り上げられることも多くなり知名度はアップした。その知名度を生かして「商品を手にとってもらうことが大切」との方針を立て、積極的に販売拠点作りとイベントへの出店を継続している。
同店の松下善彦さんは「実際に商品を手に取ってもらうことの大切さを感じている。先日も大磯市に出展したが、手に取ってくれたり履いてみたりしてもらうと商品の良さを理解してくれる。これからも継続して出店していきたい」と意欲を見せる。
小田原厚木道路の小田原PA(パーキングエリア)でのギョサンの取り扱いも期間限定でスタートした。松下さんは「一人でも多くの人にギョサンと出合ってもらえれば」と話す。