星野リゾートの「界 箱根」（箱根町湯本茶屋）と「界 伊東」（伊東市岡広町）が、ベビーグッズの企画輸入販売を手掛けるダッドウェイ（横浜市）とコラボして育児中でも安心して高級温泉旅館に泊まれるサービスを始めた。

星野リゾートとダッドウェイがコラボして客室に提供されるグッズ類

　「界」は「和心地(わごこち)」をテーマにした旅館ブランドで全国9施設を展開。今回のコラボは箱根と伊東の2施設で展開する。ベビーグッズの企画輸入販売を通じて蓄積されたダッドウェイのノウハウを生かして、赤ちゃん連れでも安心して温泉旅館に泊まれる「親子旅」が可能となる。

　同企画の推進に際し、ダットウェイのコーポレート・コミュニケーションズグループマネジャーで保育士の資格を持つ石川美和子さんと3歳の子どもをもつ新規事業開発担当の小林みずきさんが、子どもと一緒に2つの旅館を訪問。プロとママの両方の視点で館内をチェックし、その結果を生かしてサービス内容の構築を行った。

　ベビー連れの家族が安心して滞在できるグッズの配置や、ベビー連れの温泉旅の注意点やポイントをまとめた冊子を作成するほか、宿泊プラン「1日1室限定快適ファミリールーム(大人1人1泊2食付)」を商品化した。「高級温泉旅館の旅を赤ちゃん連れでも楽しく、快適、安心なものにしていきたい」と同社担当者。　

　同宿泊プランの料金は、「界 箱根」＝3万6,000円～、「界 伊東」＝3万円～。